24年工業用防爆メーカー

分割型防爆エアコンの漏水原因分析

スプリットタイプの防爆エアコンは、室内機の運転音が静かで、外観もスタイリッシュなことから支持されている。しかし、冷媒が漏れやすい、室内機が水漏れしやすいなどの欠点があり、リスクが大きい。水漏れには様々な要因があり、詳細な分析が必要である。

防爆型エアコン

1.構造的考察:

スプリット型防爆エアコンの水漏れは、室内機のスリムな設計に起因することが多く、受け皿のサイズが小さい。エバポレーターの厚み以上の幅を設計することは困難であり、しばしば結露を完全に捕捉できず、水滴の原因となる。

2.設計上の欠陥:

コスト削減を目指すメーカーの中には、外装は同じでも内部が異なるモデルを製造するところもある。例えば、大容量のコンプレッサーを搭載した1.5馬力のエアコンは、2列管コンデンサーを採用し、2500Wのユニットと比べて凝縮面積がほぼ2倍になるかもしれない。しかし、スリムな室内機に2倍近い大きさの蒸発器を取り付けることは不可能で、凝縮面積と蒸発面積が不均衡になり、空気が排出される際に水漏れが発生する。

3.製造上の欠陥:

エバポレーターフィンの不規則性や不適切な積み重ねは、結露の流れを妨げ、過剰な滞留を引き起こし、最終的には不十分な排水によりケーシング内に滴下する可能性がある。

4.断熱の問題:

スプリット型防爆エアコンの室内機ケーシングの一部は、時間の経過とともに露点温度に達することがあり、結露を防止するために断熱材が必要となる。断熱材が不十分であったり、接着が不十分であったりすると、断熱効果が発揮されず、結露が発生し、その結果、液だれが発生することがあります。

5.インストールの失敗:

分割型防爆形エアコンの室内機の設置は、ドレンパイプの位置や勾配に注意が必要です。設置方法を誤ると、水の流れが妨げられ、水漏れの原因となる。スムーズな排水のためには、内側から外側への勾配を確保することが重要です。

Prev:

次ページ:

お見積もりは?