24年工業用防爆メーカー

防爆電気機器の接地および電位ボンディング|技術仕様

技術仕様

防爆型電気機器の接地および等電位ボンディング

防爆型の電気機器は、金属ケーシングが接地されていなければならない。さらに、絶縁不良による潜在的な漏れ電流を防止し、浮遊電流による電気火花が爆発性混合ガスに引火する危険を回避するために、等電位ボンディングが必要である。

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このような機器の場合、接地と等電位ボンディングは、各機器が内部と外部の両方の接地端子を備える二重システムで実施されるべきである。接地とボンディングの効果を確実にするために、これらの端子は同電位に保たれ、接地システムに接続されていなければならない。

内部接地は配線コンパートメント(ジャンクションボックスまたはメインチャンバー)内に設置し、外部接地は装置のメインケーシングに設置する。これにより、フレームなど装置の主要な金属部品がアースと同電位になる。

接地および等電位ボンディングに使用される導体は、最小断面積Sを満たさなければならない。単相主回路では、断面積S0が16mm²以下の場合、Sは少なくともS0でなければならない。S0が16mm²~35mm²の場合、Sは16mm²とする。S0が35mm²を超える場合、SはS0の半分以上であるべきである。S0が非常に小さい場合は、最小断面積を4mm²以上とする。

各接地および等電位ボンディング装置は、緩みや腐食を防止する対策を施し、導体と接地端子間の信頼できる接続を確保しなければならない。

グリッドから給電されるポータブル電気機器の場合、外部接地はバイパスできるが、内部接地は接地コアのあるケーブルを使って行う必要がある。非接地極のバッテリーパックで駆動する場合は、接地の必要はない。また、二重絶縁や強化絶縁の電気機器は接地しないこと。

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